夏場にPCSブレーカーが遮断|Huawei製PCSへリパワリングした施工事例【鹿児島県鹿屋市】
太陽光発電所では、夏場の発電量が多い時期にブレーカーが落ちるトラブルが発生することがあります。
特に、PCSやブレーカー、ケーブルなどの設備構成が適切でない場合、発電量が多くなる稼ぎ時に停止が発生し、売電損失につながる可能性があります。
今回は、鹿児島県鹿屋市の発電所にて、夏場にブレーカー遮断が発生していた発電所をHuawei製PCSへリパワリングした事例をご紹介します。
この記事でわかること
- 夏場にPCSのブレーカーが落ちる原因
- リパワリングを検討するべきタイミング
- Huawei製PCSへの更新事例
- PCS交換とあわせて見直すべき設備内容
PCS故障やブレーカー遮断、リパワリングでお困りの方はお気軽にご相談ください。

夏場にブレーカーが落ちる発電所は注意が必要です
太陽光発電所では、日射量が多く発電量が伸びる時期ほど、設備に負荷がかかることがあります。
夏場にPCSや集電盤のブレーカーが落ちる場合、PCS本体の不具合だけでなく、ブレーカー容量やケーブル、ストリング構成など、設備全体に原因があるケースもあります。
発電量が多い時期に停止が発生すると、本来得られるはずだった売電収入を逃してしまうため、早めの調査と改善が重要です。
PCS故障による発電量低下については、 PCS故障による発電量低下事例 も参考にしてください。
鹿児島県鹿屋市のHuawei製PCSリパワリング事例
| 所在地 | 鹿児島県鹿屋市 |
|---|---|
| 発電規模 | 49.5kW |
| 系統 | 三相 |
| 既設PCS | 田淵電機製PCS ×5台 |
| 更新後PCS | Huawei製PCS 20kWクラス ×3台 |
お客様のご相談内容
お客様は、以前よりPCS交換を含むリパワリングを検討されていました。
特に、Huawei製PCSで施工できる業者を探されており、夏場に既設設備のブレーカー遮断が多発していたことも課題となっていました。
発電量が伸びる時期にブレーカーが落ちることで、売電損失だけでなく、都度駆付け対応が必要となる可能性もあり、長期的な運用面でも改善が必要な状態でした。
既設PCSの状況
リパワリング前の既設PCSの状態です。既設設備の構成や設置状況を確認し、更新後の機器構成を検討しました。

現地調査で確認した内容
リパワリング見積のため、現地にてブレーカー、ケーブル、PCS周辺機器などの確認を行いました。
詳細な故障診断ではありませんが、現地確認の結果、ブレーカーが落ちる原因として、ブレーカー容量が設備構成に対して不足している可能性があることが分かりました。
そのため、単にPCSだけを交換するのではなく、ブレーカーやケーブル、ストリング構成も含めて見直す必要がありました。
同じように夏場のブレーカー遮断や発電停止でお困りの場合は、早めの確認をおすすめします。

ブレーカー・ケーブル確認
既設設備のブレーカーやケーブル状況を確認し、更新後の安全率や機器構成を検討しました。
リパワリングをご提案した理由
今回の発電所では、お客様ご自身もHuawei製PCSへのリパワリングを希望されていました。
また、ブレーカー遮断の原因として設備容量の不足が疑われたため、PCS交換だけでなく、設備全体を見直すタイミングとしてリパワリングが適していると判断しました。
リパワリングにより、既設機器の更新だけでなく、今後の長期運用を見据えた設備改善を行うことができます。
実施した工事内容
本案件では、Huawei製PCSへの更新にあわせて、以下の工事を実施しました。
- 既設PCSの撤去
- Huawei製PCSへの交換
- ケーブル引き換え
- ストリング構成の変更
- ブレーカー交換
- 監視装置更新
PCS本体だけでなく、周辺設備も含めて見直すことで、ブレーカー遮断の再発防止と安定運用を目指しました。
Huawei製PCS設置作業の様子
既設PCSを撤去し、新たにHuawei製PCSを設置しました。


工事完了後のPCS設置状況
PCS交換、ケーブル引き換え、ブレーカー交換、監視装置更新を行い、リパワリング工事が完了しました。

工事後の結果
工事後は問題なく正常稼働を確認しています。
また、出力制御前の発電データでは、しっかりと上限付近まで発電している状況が確認できており、リパワリングによる改善が期待できる状態となりました。
これまで夏場にブレーカーが落ちていた発電所において、設備構成を見直したことで、稼ぎ時の停止リスク低減にもつながっています。
今回の事例からわかる重要なポイント
- 夏場のブレーカー遮断は設備構成に原因がある場合がある
- PCS交換だけでなく、ブレーカーやケーブルの見直しも重要
- リパワリングは長期運用を見据えた改善策になる
- 発電量が多い時期の停止は売電損失につながりやすい
- Huawei製PCSへの更新も選択肢の一つになる
リパワリングにより発電所全体を改善した事例については、 PCS故障と設備不備を改善したリパワリング事例 もあわせてご確認ください。
放置すると売電損失と駆付け費用が増える可能性があります
夏場のブレーカー遮断を放置すると、発電量が多い時期に停止が繰り返され、売電損失が発生します。
また、都度現地対応が必要になる場合、駆付け費用や確認作業の負担も増えてしまいます。
毎年同じような時期にブレーカーが落ちる場合は、PCS本体だけでなく、設備全体の見直しをおすすめします。
このような方はご注意ください
- 夏場にPCSやブレーカーが落ちる
- 古いPCSを使い続けている
- Huawei製PCSへの更新を検討している
- 発電量低下や停止が気になっている
- 修理とリパワリングのどちらが良いか迷っている
まとめ
今回の事例では、夏場にブレーカー遮断が発生していた発電所に対し、Huawei製PCSへのリパワリングを実施しました。
PCS交換だけでなく、ケーブル引き換え、ストリング構成変更、ブレーカー交換、監視装置更新まで行うことで、発電所全体の安定運用を目指した改善となりました。
リパワリングは、単なる機器交換ではなく、長期的に発電所を運用するための設備改善として有効な選択肢です。
太陽光発電所のリパワリングでお困りの方へ
宮崎電力では、PCS交換、リパワリング、現地調査、監視装置更新、メンテナンスまで一貫して対応しております。
夏場のブレーカー遮断や発電量低下、古いPCSの更新でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
