3G停波前に4G通信機器へ更新|遠隔監視を継続した施工事例【鹿児島県姶良郡】
鹿児島県姶良郡の低圧太陽光発電所で、3G回線の停波に備えて通信機器を4G対応へ更新しました。
今回の発電所では、ダイヤゼブラ製の通信ゲートウェイ「EOU-CGW01」を使用しており、3G回線で遠隔監視を行っていました。
ご相談時点では通信異常や発電停止などの不具合はありませんでしたが、3G停波後も遠隔監視と出力制御を継続できるよう、事前に4G対応機器へ交換しています。
今回の太陽光発電所について
| 地域 | 鹿児島県姶良郡 |
|---|---|
| 区分 | 低圧太陽光発電所 |
| 設備容量 | 49.5kW |
| 制度 | FIT |
| PCSメーカー | 田淵電機 |
| 既設通信機器 | ダイヤゼブラ EOU-CGW01 |
| 更新後通信機器 | EOU-CGW03 |
3G停波前に通信設備の更新を検討
今回のお客様は、3G回線の停波に関する案内を確認し、通信が停止する前に対応したいとのことでご相談いただきました。
ご相談時点では遠隔監視やPCSに異常はなく、3G回線も正常に使用できていました。
しかし、3G回線が利用できなくなると、遠隔監視画面が更新されなくなり、出力制御もできなくなり、発電所の状態をオンラインで確認できなくなる可能性があります。
そのため、停波後に通信が止まってから対応するのではなく、事前に4G対応機器へ更新することになりました。
監視装置とPCSの通信状態を確認
工事前には、監視装置、PCSとの通信、通信線、の状況を確認しました。
今回の設備では大きな不具合は確認されておらず、既設設備を活かしながら通信ゲートウェイを4G対応機器へ変更する方針としました。
EOU-CGW01からEOU-CGW03へ交換
今回の工事では、既設の3G対応通信ゲートウェイ「EOU-CGW01」を撤去し、4G通信に対応した「EOU-CGW03」へ交換しました。
あわせて必要なメーカー設定を行い、新しい通信環境で監視情報を取得できるようにしています。
| 項目 | 交換前 | 交換後 |
|---|---|---|
| 通信方式 | 3G | 4G |
| 通信機器 | EOU-CGW01 | EOU-CGW03 |
| 遠隔監視 | 既設環境 | 継続利用可能 |
通信停止は発電停止とは限りません
遠隔監視の通信が停止したからといって、必ずしもPCSそのものが停止しているとは限りません。
発電を続けていても、通信だけが止まっているケースがあります。
ただし、通信が停止すると、PCSのエラーや発電停止に気付きにくくなります。
また、設備構成によっては出力制御に関する機能にも影響する可能性があるため、通信設備を正常に保つことは重要です。
3G停波前に計画的に更新
今回のポイントは、通信が実際に停止してから交換したのではなく、3G停波前に計画的に4Gへ更新したことです。
遠隔監視が使えなくなった後に対応すると、その間は発電所の状態をオンラインで確認できず、正常に出力制御ができない期間が発生する可能性があります。
事前に交換しておくことで、遠隔監視を継続したまま新しい通信環境へ切り替えることができます。
工事後は正常通信を確認
通信機器の交換作業は1日で実施しました。
交換後は通信状態を確認し、遠隔監視が正常に利用できることを確認しています。
今回のように不具合が発生していなくても、通信サービス終了など将来的に利用できなくなることが分かっている設備については、計画的な更新が有効です。
古い3G通信機器をご利用の方へ
「現在も3G通信を利用している」「監視装置が古く、今後利用できるか分からない」「施工会社と連絡が取れず、通信設備をどう更新すればよいか分からない」といった場合もご相談いただけます。
宮崎電力では、現在の監視装置や通信機器、PCSとの接続状況を確認し、設備に合わせた通信機器更新をご提案しています。
